代表取締役 | 佐々木久直 |
取締役 | 佐々木晃司 |
取締役 | 佐々木淳夫 |
この年、一宮駅前でササキセルムのルーツである佐々木商店が佐々木信次郎によって創業される。当時の表現で「毛織物買継商」が事業内容であった。この頃、日本の毛織物工業は黄金時代にかかっており、マーケットが急速に拡大してはいたものの、日中戦争の始まりという多難な時代での出発であった。
昭和30年代に入り、婦人服地卸業としての地位を固める。昭和40年代には、尾州地区で初めて他産地の素材にも着目。新潟からの仕入れルートを確立するなど、この頃から既成概念、業界の常識の枠にとらわれない柔軟な発想を持ち続けている。
ササキセルムの前身となる佐々木毛織が株式会社として誕生。代表取締役社長に佐々木光男が就任、資本金は7,000万円。翌年には一宮市せんい団地に本社を移転。これ以後、尾州の中でも急成長を果たしていく。
日本有数のアパレル産地であった岐阜への進出で、一宮と岐阜の2大販売拠点体制を確立。その後、岐阜営業所は「岐阜にササキあり」と言われるまでに成長した。
昭和57年、現拠点に本社を移転。翌年には尾州地区の繊維企業として初めて売上100億円を突破。設立から14年、売上げで20倍以上の成長を果たす。
佐々木毛織からササキセルムへと商号を変更し、ロゴを含むコーポレートデザインを一新。翌年には既製服製造卸販売としてアパレル事業を展開する。
2001年、海外初の拠点となる上海事務所を立ち上げ、アジアを中心とした事業展開への基盤作りを進める。2004年には上海拷斯茉紡織有限公司、2006年には上海希尓睦時装有限公司と現地法人を設立し、中国での強固な生産管理体制、現地企業への販売の強化を図る。
経営体制の若返りを図り、よりスピーディーで時代に応じた会社運営へ転換の年となる。
佐々木商店創業
株式会社設立
現在地に本社移転
中国上海へ現地法人事務所を開設